こんな旦那はいやだ

,

結婚後の男女が仕事と家庭生活を両立させる上で欠かせないのは、伴侶に対する配慮である。例えば、社会で一定の役職を持っている場合、家に帰ってもそうした力を行使したくなるものだが、家庭と職場は全く異なる場所である。特に結婚したばかりの伴侶に対して権威的になってしまった場合、信頼関係ができ上がってないため離婚を考えられてしまうケースも存在しているものだ。
人間が背負う社会的な役割は「場」によって変化するものであり、職場の権威は家では通用しないのである。また家庭内に仕事を持ち込むと夫婦喧嘩のもとになるため避ける方が無難である。仕事は人間を追い込むものであるから、家で残業をこなしていると些細な物音に苛立ってしまうものだ。そのため伴侶に厳しく注意しがちだが、伴侶からすればプライベートな空間に「職場」を持ち込む方が不躾なのである。もしも慢性的に家で残業をこなさないといけない場合、自分が働ける専用スペースを設ければ家族のプライベートを邪魔しないのだ。そうする事によって伴侶も生活しやすくなるのである。
他にも注意したいのが、職場の愚痴を持ち込むケースである。社会で働く事は人間の精神を摩滅するだけでなく、人間関係で傷つく事もあるものだ。しかしそうした鬱憤を常に伴侶に打ち明けていた場合、相手からすれば疲れてしまうのである。自分の結婚相手にはできるだけ支えてほしいと願うものだが、人間には限度があるのだ。友達を頼ったりカラオケでリフレッシュするなど、自分のストレスをコントロールする術を学ぶと、伴侶だけに頼る必要がなくなるのである。